剛毛でよかった!猫っ毛や茶髪が羨ましいと思った若かりし頃。。
髪質というのは、遺伝的要素が大きく、はえ方からつむじの位置、クセのでき方まで親子で似たりするもの。
そんな私の20〜30代の頃の一番の悩みは、剛毛!ということでした。
真っ黒な剛毛で、しかも、右側の後ろ側だけちょこっとうねりというか、クセがあるのが、本当に嫌でした。
剛毛は羨ましい?40代後半になって知るメリットは、禿げないだけじゃない!
剛毛の一番のメリットは、若い頃感じたデメリットのまさに逆。
若い頃、剛毛のデメリットといえば、何と言っても、頭が大きくふくらんで見えたり、広がりやすいこと。
直盲ならまだしも、パサついて広がりやすい場合、くせ毛の場合は更に悲惨で、湿気の時期などは、頭が2倍くらいに見えることすらある。
私が大学生の時、一番悩みだったのは、頭が大きいと勘違いされていたと知ったことだ。
なぜわかったかと言うと、髪の毛をひとつにまとめた日に、「キミ、意外と顔小さいんだね!」とびっくりされたことだった。
そう、私は、実は、集合写真などを見ると分かるのだが、幼少期から、周りと比べて小顔なのだ。
でも、小顔って思われてなかった💦
それを知ったのはとてもショックだった。。
なぜ小さな頃は小顔の美少女と言われていたかと言えば、母が、私の髪質を知っていて、いつも結んでくれていたからだろう。
ひとつ結び、またはハーフアップしかしたことのなかった私は、いつも同じ代わり映えのしないヘアスタイルに飽き飽きしていた。
そこで、大学に入ってからは、冒険したくなり、その頃流行っていた、サラサラのロングヘアーなどにチャレンジしてみたのだ。
しかし、髪の毛をおろした私は、予想外に顔や頭が巨大に見えていたらしい。
せっかく美容院でお金をかけて整えたにも関わらず、かえってスタイルが悪く、容貌がダウンしていたのである。
ストパーかけてみたこともあるけど、ぺっちゃんこ。当時の縮毛の技術はひどく、頭皮部分からぺっちゃんこになるので、後頭部がちょっと尖ってる私は、ナスみたいな形になってしまった。
気づけばまたひとつに結ぶか、ハーフアップしかできない日々に戻った。
それ以外はどう頑張っても頭がふくらんで、スタイル悪く見えるのだ。
ひとつにしばったって、垢抜けない。その頃はひとつ結びの黒髪が今のように流行ってなくて、野暮ったいとされていた。
韓流とか流行ってる今の時代に生まれたかったなー(泣)
安室奈美恵のような、サラサラストレートで、茶髪、西洋人のような雰囲気が流行っていたので、黒髪で剛毛は恥ずかしかった。
しかし、今の時代なら、ぜんぜん恥ずかしくない。ほんと生まれる時代がついてなかったと思う。
しかし、どちらにせよ、剛毛は扱いにくいだろう。今はカット技術がかなり発達し、剛毛でもかっこよく見せる切り方もあるようだが。
そう、剛毛はいい。
カットさえすれば、いろんな形が作れるのだ。猫っ毛の人は、若い頃こそは、ストレート、ゆる巻きなど、茶色っぽい髪質を生かして、女らしい色気あるスタイルが決まるだろう。
カットに時間やお金なんてかけず、伸ばしっぱなしだって、ボリュームも出ないし、サラサラなびくなんて、ほんと羨ましい。
しかし、年老いてみよ。
今は40代後半となった私であるが、はじめて思った。剛毛は最高!!
というのは、この年になると、白髪が少しずつ増え始め、女性ホルモンやメラニンが減るせいか、コシのないフニャフニャの髪になり始めるのだ。
髪をとかすたびに、ゴリッとか、ガシッとか引っかかって、時に折れていたブラシが懐かしい!あれぞ、若さの象徴である!
あんなコシのある髪の毛になれるのは、若いうちだけ。根元から、栄養たっぷりの、素晴らしく生きの良い、健康な髪の毛が生えてたってことなのだ。
とかしても引っかかることはない。情けないくらいサラッと、フニャッと、ぺたんとブラシに沿って力なくとける髪を見て、ため息が出た。
白髪だけでも嫌なのに、髪がぺちゃんこだと、ダブルで老けて見えるではないか。
こんな情けない気持ちははじめてだ。男性のハゲる辛さがわかった。
そのとき、ストレスで円形脱毛も少しあったので、なおさら情けなく、涙が出そうだった。もう私の女の時代は終わったな。。と。
しかし、その時、思いついた。
あ、そうだ、私は若い時、凄まじい剛毛だった。その剛毛の私がこんなに悩んでるのだ。なら、もともと普通か、猫毛の人はどーなんだろう??
周りを見ると、猫毛の人は、確かに白髪は少ないものの、頭皮が見えるほど薄くなっていたり、分け目が目立つ場合が多かった。
男の場合は、坊主にしている人がかなり多く、女は、、どうなんだろう??
パーマや巻き髪できれいにしている人もいるだろうが、一番NGなのは、若い頃のまま、ストレートの茶髪にしていたりする場合だ。
そんな人は、若い頃は綺麗だったのだろうが、40代にもなると、頭皮が薄くなっているのがわかり、マスクで顔を隠していても、年齢が予想できるくらいである。
そして、そんな人は、マスクを取ると、あ、やっぱりな、、という、決して20代ではない顔をしているのだ。
そう、もともと髪が細いからそうなるのだ。では私は??
その人たちと比べたら、コレでもまだコシがあるかもしれない。若い頃の母を思い出すと、ショートカットだが、とてもコシがあり、若々しい硬い髪の毛をしていた。40代にも関わらず。
そして、その母は、今、80近くなるが、まだ、髪にある程度ボリュームがあり、頭皮は多少見えるものの、かなり近くで見ないと薄くなったことに気づかないほどだ。
髪質がそっくりと思っていた母だが、こんなにボリュームを保っているのはなぜだろう?
考えてみると思い当たることがある。それは、最近、ストレスがあり、忙しく、ヘアケアを1年くらいまったくしてなかったこと。
いや、下手したら、この45年間ほど、まともにヘアケアをしたことはない。
なぜなら、剛毛であることを理由に、自分の髪の毛が大嫌いで、ちゃんと向き合わなかったからだ。
コンプレックスは見ないようにしていたのか、私は、髪の毛やヘアスタイルを整えることが大嫌いで、苦手で、無視していた。
美容院で切ることはあっても、トリートメントもテキトー。勧められてヘアオイルは買っても三日坊主。髪を染めたら染っぱなし。
枝毛なんてどーでもいい。カラーリングで傷んでもどーでもいい。なぜなら、傷めることで、細くしたかったから、傷んで欲しかったのかも。
しかし、その何十年かのツケがついに来てしまった。
私の今の髪の毛は、ボロボロのパッサパサである。
傷めれば細くなるかもしれない。しかし、ダメージによるスカスカの髪は、美しい細さではない。
そこで私は、40代後半にして、はじめてヘアケアをまともにはじめたのだ。
まずは、細くなった部分、円形脱毛(幸い、髪が多いので隠れているが)のところに、育毛剤をつける。
育毛剤は、男性用のトライアルで一番安いやつ。700円ほどで大容量。女物は高くて少ないから買わない。
しかし、コレがよく効いたのか、1週間ほどして、髪にコシが戻ってる気がする。
しかも、抜けていた部分に、真っ黒な髪の毛が、ごま粒のように出てきている!!
白髪は一本もない。円形脱毛の周りは白髪だらけなのに、伸びてきたのはぜんぶ黒髪!!
やはり、ストレスから頭皮のバランスが乱れ、白髪や細毛になっていたのか。。
しかし、伸び放題の髪の毛が、きれいになることはない。すでにダメージを受けている毛先などは、ケアしてもなかなか難しい。
そこで、バッサリ、ボブカットにする。
すると、いい感じ!
短くしたせいで、動きが出て、ボリュームやコシも出たように感じる。
これは、梨花が、ボブヘアで髪の毛のトリートメントの宣伝をしているのを見て、ボブがボリュームを出すのに効果的な気がしたからだ。
梨花は、クォーターだったと思うが、西洋人とか混ざってると、絶対に髪の毛は猫毛になると思う。だから、その彼女がボリューミーに見せられると言うことは、剛毛さんが出来ないはずはないのだ。
案の定であった。。
また、短くすることで、洗髪がかなりしやすくなり、頭皮の負担も減ったはず。
細くなったとはいえ、もともと人の3倍歯あると言われる毛量である。髪の毛の重みで毛穴が下がったのは間違いない。
なんと、顔が伸びていることに気づいた。久々写メをとったら、ボブにして、すごーく顔が長い自分にびっくりした。馬??!
しかし、数日すると、なんだか顔が縮んだ。不思議だけど、頭皮マッサージしたり、よく頭皮を洗ったからかも。
そして今は、普通の顔の長さです。
そして、びっくりなことに、髪の毛は、ちょうどよいボリュームとコシになってます。
そう、若い時のような爆発的な広がりはなく、指にささるような針金級の太さもなく、ちょうどよい!!
私史上では、とっても扱いやすい髪の毛になりつつあります。
そして、改めて思いました。
剛毛は、最高!!
剛毛でなければ、年取ってから、髪の毛がぺちゃんこで老けて見える、、という悩みがあったと思うんです。
しかし、今は、ちょうどよいボリュームで、髪も扱いやすく、いろんなヘアスタイルができるし、若々しく見える。
白髪は確かにあるけど、メッシュみたいにヘアカラーでぼかしたりして、楽しんでます。
剛毛さんの悩みは、白髪になりやすいことでもありますが、それすら、おしゃれにもできると思うんです。
なぜなら、多少の白髪は染めたりできますが、髪質を太くするのは難しいと思うからです。
ボリューム出すためにパーマかけてる人もいますが、髪や頭皮へのダメージを考えたら、また、コストを考えたら、断然、剛毛です!!
剛毛はお得です。
ヘアカットだけでなんとか形が決まるから。ショートカットもボブも似合う髪質です。
サラサラロングヘアなら、猫っ毛や普通の太さの直毛さんに負けますが、くせ毛の剛毛でも、ショートやボブならかっこいい。
なぜなら、男性の場合、猫っ毛より、剛毛のほうか断然、かっこいいじゃないですか。ワックスつけたりして決まるのは、ショートカットだから。
さらさらの男性は、少し長めにすればきれい系になるけど、かっこいいのは絶対に剛毛です。
そう、剛毛って、ほんとにクール!!
年取ると、髪質が変わって、ロングだと汚く見えたり、産後などはヘアケアが面倒になりがちで、ショートにする人が増えるけど、そんなとき、剛毛は最高ー!!
さて、剛毛さんにおすすめのブラシ見つけました。
サロニアのスクエアイオンブラシ!
これ、トライアルで見つけたんだけど、ネットで買うほうがぜんぜん安いんだよねー実は(^_^;)
もっと若いときにちゃんとヘアケアしとけば、剛毛で悩まず済んだかなーと、ちょっともったいなく思えます。
今って、いろんなヘアケア用品があって、ヘアオイル、トリートメント、イオンブラシ、アイロンなど、努力さえすれば、きれいになれるんですね。
剛毛でも、ヘアケアしとけば、髪質が変わって、ヘアケアが楽しくなるかもしれません(^ν^)
しかも、このヘアブラシ、2450円ほどで買えます。
美容院で縮毛かけたり、高いトリートメント、頭皮マッサージなんか受けるよりは、ずっとお得なんじゃないかな!
なんせ、毎日使えますからね。
美容院は、一瞬ですが、毎日の家でのケアのほうが効果的ですからね。